世界が取り組んでいるSDGsとは?ひとりひとりができる取り組みをご紹介!

世界が取り組んでいるSDGsとは?ひとりひとりができる取り組みをご紹介!

SDGsという単語を聞いたことはあるのではないでしょうか。SDGsとは世界共通の目標を指しており、日本も目標達成に向けて活動しています。ここでは具体的にどんなものなのか、日本はどんな取り組みを行っているのかご紹介します。まずはSDGsを知り、地球を守るために何をすればよいのか理解し、行動に移しましょう。

SDGs (エス・ディー・ジーズ)とは?

SDGs (エス・ディー・ジーズ)とは?

SDGsは、Sustainable Development Goalsの略で、エス・ディー・ジーズと読みます。2015年におこなわれた国連サミットで加盟国が合意しました。

SDGsは「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられおり、日本語では持続可能な開発目標と呼ばれています。2030年までに達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成されていて、開発途上国だけでなく先進国も取り組む目標です。

目標には社会、経済、環境の3つの側面があります。

  • 貧困や飢餓、教育など未だに解決を見ない社会面の開発アジェンダ
  • エネルギーや資源の有効活用、働き方の改善、不平等の解消などすべての国が持続可能な形で経済成長を目指す経済アジェンダ
  • 地球環境や気候変動など地球規模で取り組むべき環境アジェンダ


2019年9月にはSDGサミットが開催されましたが、2030年の目標達成は厳しい状態であると国連事務総長が語りました。今後、目標達成に向けてさらに一人ひとりの行動が求められています。

SDGsの取り組み内容とは?

SDGsの取り組み内容とは?

SDGsには17の目標とそれらに付随する169のターゲットがあり、取り組み内容は衣食住の安全・労働環境・自然環境の3つに大別できます。目標の一部を意訳してみましょう。

  • 世界の貧困と飢餓を解決し、食料難・栄養状態の改善・衛生的な水の維持を目指す。また、農業を促進させて維持する。
  • さまざまな年齢のすべての人々が健康的な生活を営めるように、福祉や教育を促進する。
  • 家庭や子どもをもつ女性がもっと社会的に活躍できるようにすることも含めて、身体的な性別によって差別を受けたり、教育・就業の機会を損失したりしないようにする。
  • 経済を成長させ、生産的で働きがいのある雇用を増やす。
  • 森林を維持して地上の生態系を守り、砂漠化を防ぐ。
  • 海や海によってもたらされる魚などの資源を守り維持する。
  • 安心して使えるクリーンなエネルギーを開発して維持する。
  • 災害などが起こっても安全に暮らし続けられる街づくりをおこなう。
  • 国と国の間にある不平等をなくし、貧富の差・争い・移民といった問題を解決する。


なお、SDGsの目標のうち、どれを優先するかは国によって異なります。

日本が優先している課題は8つ!

日本では8つの課題を優先して、SDGsに取り組んでいます。8つの課題は以下の通りです。

  1. あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現
  2. 健康・長寿の達成
  3. 成長市場の創出,地域活性化,科学技術イノベーション
  4. 持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備
  5. 省・再生可能エネルギー,防災・気候変動対策,循環型社会
  6. 生物多様性,森林,海洋等の環境の保全
  7. 平和と安全・安心社会の実現
  8. SDGs実施推進の体制と手段


まず、1ではジェンダーの主流化や女性の活動推進、子供の貧困対策などを実施しています。続いて、2では、データヘルス改革の推進や健康経営の推進をおこなっています。3では、未来志向の社会づくりや持続可能な観光の推進、4では、持続可能で強靭なまちづくりや戦略的な社会資本の整備に力を入れているのです。

5では、再エネ・新エネの導入促進や循環型社会の構築、6では、生物多様性保護の国際協力や地球観測衛星を活用した課題解決などを実施。そして、7では、女性に対する暴力根絶や中東和平への貢献、8では、モニタリングや広報・啓発の推進などを具体的に掲げています。

企業はどのような取り組みをしている?

大手企業がおこなっている取り組み事例には、どのようなものがあるのかご紹介します。2019年1月にカナダのコーポレートナイツ社が発表した世界で最も持続可能な企業100社には、日本の企業8社がランクインしました。ランクインしたのはエーザイ、武田薬品工業、横河電機、積水化学工業、花王、トヨタ自動車、コニカミノルタ、パナソニックの8社です。

武田薬品工業は、SDGsが掲げる17の目標すべてに取り組んでいる製薬会社のひとつです。例えば、貧困を撲滅するために、サハラ以南のアフリカ諸国における保健システムの強化や南スーダン・シリア難民を対象とした包括的保健プログラムを実施しています。ほかにも持続可能な都市を目指して、輸送時の環境負荷低減や被災地支援を実施。積極的に活動に取り組んでいる企業と言えます。

また、樹脂加工メーカーの積水化学工業では、地球環境の向上と世界のひとびとのくらしの向上をビジョンに掲げていました。地球環境の向上に貢献するため自然環境貢献製品を作り、世界のひとびとのくらしの向上に貢献するため社会環境貢献製品を製造。健康寿命の延長を目指して、検査事業や高齢者事業にも取り組んでいます。また、社会インフラの強靭化と普及促進のため、ベトナムでインフラを開設しました。

このように、たくさんの企業がさまざまな取り組みを行っているのです。

個人でも取り組みはできる?

SDGsは企業だけでなく、個人でも取り組めるものです。例えば、買い物の選ぶ商品を意識するだけでも、SDGsに貢献することができます。プラスチックではなく紙が使われている商品を選んだり、ペットボトルを買わずに水筒を持ち歩いたり、些細な行動が貢献につながるのです。

他にも、認証マークがついた商品を選ぶのもひとつの方法でしょう。代表的な認証マークといえば、FSC認証です。FSC認証とは持続可能な形で生産された木材を示すもので、紙製品やティッシュペーパーなどについています。

少し割高になりますが、フェアトレード商品を選ぶのもおすすめです。フェアトレードとは開発途上国と公平な貿易をおこない、開発途上国の生産者の生活改善を目指す仕組みのことで、この認証マークはコーヒーやカカオ、コットンなどについています。いろいろなお店に置かれているので、ぜひフェアトレード商品を探してみましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?持続可能な開発目標を指すSDGsは、17のゴールと169のターゲットで構成されています。世界中の国々が2030年に目標を達成するため活動に取り組んでおり、日本では8つの課題を優先しています。企業も目標達成を目指して、さまざまな取り組みを実施しているのです。未来を変えるのは、一人ひとりの行動なので、ぜひSDGsについて理解を深め、買い物時など身近にできることから行動を始めましょう。

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