ファスティング・ヴィ―ガン・グルテンフリーの違いとは?それぞれの効果を解説

ファスティング・ヴィ―ガン・グルテンフリーの違いとは?それぞれの効果を解説

健康や美容、ダイエットなどの観点から毎日の食生活を改善する取り組みは、個人レベルでも広く行われています。なかでも近年では「ファスティング・ヴィーガン・グルテンフリー」の3つが特に注目を集めており、まさに今、自分も始めてみようかと考えている方も多いかもしれません。ここでは、これら3つの違いや効果についてご紹介します。

ファスティング・ヴィ―ガン・グルテンフリーは新しい食生活として注目されている

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ファスティング・ヴィーガン・グルテンフリーの3つは、ここ数年で特に広く認知された食事スタイルです。ある企業が2019年に実施した食生活に関する調査では、ファスティング・ヴィーガン・グルテンフリーの3つのいずれかを実践している人は、2017年の調査結果と比較して、それぞれ1%ずつ増加したことが報告されています。このことから、これら3つの食生活スタイルには知名度が上昇したことだけでなく、実践している人が増えたという共通点もあると言えるでしょう。

一方、これら3つは一緒に紹介されることも少なくありませんが、それぞれの目的や効果にははっきりとした違いがあります。自身の現在の悩みや体調に合ったスタイルを選ぶことが大切です。

ファスティングとは

 ファスティングとは

「ファスティング」(fasting)には「断食」という意味があるため、一定期間なにも食べないことを意味すると勘違いされることも少なくありません。しかし、ファスティングとは美容やダイエット、健康のために一定期間固形物の摂取をやめることを意味します。ファスティング期間中は最小限の栄養や酵素は取り入れることから、断食や絶食とは明確な違いがあるのです。

また、ファスティングには働き続けている胃腸などの消化器官を休ませるという目的もあります。消化器官には食品添加物や化学物質を摂取すると大きな負担がかかるとされていることから、最小限の栄養・酵素などを取り入れるだけにして、消化器官を休ませることが可能です。

ファスティングの目的

人間の内臓は筋肉と同じで、動かし続けていると働きが鈍くなると言われています。そのため、筋肉と同様に休ませることもまた重要なのです。ファスティングには、日々酷使されている内臓を一時的に休ませるという点で大きな意義があるとされています。

また、ファスティングには代謝酵素の分泌を促すという目的もあるのが特徴です。人間の体内では食べたものの消化にかかわる「消化酵素」と代謝にかかわる「代謝酵素」が分泌されていますが、消化酵素の分泌が多くなると代謝酵素の分泌が抑制されます。ファスティングにはこの消化酵素の分泌を抑制し、代謝酵素の分泌を活性化させるという目的もあるのです。

ファスティングの効果

ファスティングは実施する期間によって効果が変化します。半日~1日ほどの短期間で実施すると、胃腸を休め、消化機能を回復させる効果が期待できるため、少し食べすぎた日の翌日に朝食や昼食を抜くのもファスティングの一種です。

一方、3日以上にわたってファスティングを行うと、体内の毒素を排出する「デトックス効果」やケトン体という物質の分泌が活性化することによるダイエット効果が期待できます。それに加えて、腸内環境を改善することによる肌荒れの改善やメンタル面における効果も期待できることから、ファスティングは3日以上継続したほうが効果のバリエーションが豊富になると言えるでしょう。

ヴィ―ガンとは

ヴィ―ガンとは

ヴィーガンとは、完全菜食主義者のことを指します。一般的なベジタリアンは肉・魚を避けますが、ヴィーガンはそれに加えて卵や乳製品、はちみつなども口にしません。そのため、ヴィーガンはベジタリアンとは異なるという点を知っておくことも重要です。

もともとヴィーガンは、動物愛護などの観点から誕生した考え方とされていますが、昨今では健康法の一種として注目を集めています。そのため、ファスティングやグルテンフリーに近いものとして捉えられるのも妥当と言えるのです。

ヴィ―ガンの目的

動物愛護の観点から誕生したヴィーガンの考え方には、もともとは食生活以外のものも含まれていたのです。その目的は「動物に苦みを与えないよう、動物の肉、卵・乳製品を食べず、動物製品も身に着けないこと」と定義されていました。

現在では、ヴィーガンは植物性食品のみを食べるという食事に特化した考え方という意味合いが強くなり、その目的としては食べる側の健康や美容、ダイエットが重視されています。また、ヴィーガンはその目的に応じて細分化されており、食用以外の動物製品は利用するという「ダイエタリー・ビーガン」、植物を殺さない(絶やさない)食品のみを食べる「フルータリアン」などに分類することが可能です。

ヴィ―ガンの効果

目的を食事に関することに限定した場合のヴィーガンの効果のひとつとして、腸内環境の改善が挙げられます。この効果は、ヴィーガン流の食事によって腸への負担を軽減できることに由来し、転じて肌荒れの改善などの効果も期待できるとされているのです。

また、ヴィーガンの食事は生活習慣病予防の観点から見ても一定の効果があるとされており、具体的には糖尿病・心臓病・高血圧症などの疾患の予防が可能となります。これらに加え、ヴィーガンの食事には癌の予防やダイエットなどの効果も期待できるとされているのです。

グルテンフリーとは

 グルテンフリーとは

グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などの穀物の表皮に含まれる胚芽と胚乳から生成されるタンパク質の一種です。グルテンはアレルギーなどの不調を引き起こすことが知られており、その摂取を避ける食事スタイルのことを「グルテンフリー」と言います。

グルテンは、パンや麺といった小麦粉を使用する食品だけでなく、調味料やお酒にも含まれていることもあるため、、日々の食事でまったく摂取しないようにすることは容易ではありません。そこで、実践するためにはグルテンフリー食材などを使用する必要があります。

グルテンフリーの目的

小麦はアレルギーを引き起こす可能性のある食品ですが、その原因となる物質が小麦に含まれるグルテンです。また、セリアック病と呼ばれる疾患を持つ患者は、グルテンを摂取することで小腸の働きが低下してしまうことから、日々の食事ではグルテンを避けることが必須となります。

グルテンフリーとは、もともとはこのような絶対にグルテンを食べてはいけない人のために考案された食事スタイルです。しかし、昨今では、グルテンを避けることが多くの人によい効果をもたらすとされており、その点がグルテンフリーが広く認知されたきっかけであり、実践する目的でもあると言えるでしょう。

グルテンフリーの効果

グルテンフリーの食品には、腸内環境を改善する効果が期待できるとされています。そのため、便通の改善やデトックスが主要な効果として挙げられるでしょう。また、腸内環境が改善すると肌質も改善されることから、美肌効果もまたグルテンフリーの効果のひとつと言えます。

このほか、グルテンフリーの食事スタイルを継続して実践したことにより、体が軽くなるといった効果を実感する人もいることから、人によって多種多様な効果が期待できる可能性があるのです。

まとめ

まとめ

いかがでしかた?ファスティング・ヴィーガン・グルテンフリーは毎日の食事に一定の制限をかけ、健康やダイエット、美容などの効果を得る食事スタイルです。いずれも比較的簡単に始められるため、まずは半日や1日程度の短期間で試してみるとよいでしょう。一方でこれらは度を過ぎると体調不良を招くことから、節度を守りながら実践することも重要だということを覚えておいてくださいね。

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