情報過多で疲れていませんか?デジタルデトックスのすすめ

情報過多で疲れていませんか?デジタルデトックスのすすめ

近年「スマホ疲れ」「SNS疲れ」といった言葉をよく聞くようになりました。また「スマホ依存」「ネット依存」は社会的な問題となっています。そこで、問題から脱するために「デジタルデトックス」が注目を集めていることをご存じでしょうか。今回は、デジタルデトックスのメリットや実践方法をご紹介します。

デジタルデトックスとは

デジタルデトックスとは

デジタルデトックスとは、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスから一定期間距離を置き、身体的・精神的なストレスを軽減して生活をする取り組みのことです。

デジタルデバイスから距離を置くと言っても完全に離れるわけではなく、体および精神的な面でより健全な生活を取り戻していくために、必要以上に使用しない生活のことを指します。

デジタルデバイスから距離を置いて、代わりに運動や趣味、自然とのつながりを増やすなど、デジタル環境から離れた活動を重視するのがデジタルデトックスの特徴です。そんなデジタルデトックスは「スマホ断ち」「SNS断ち」「ネット断ち」と呼ばれることもあります。

なぜデジタルデトックスが必要?

なぜデジタルデトックスが必要?

スマートフォン、パソコンなどのデジタルデバイスの使い過ぎで脳に取り込まれる情報量が過多になってしまうと「脳疲労」が蓄積した状態に陥るリスクがあります。脳疲労の状態になると、脳における情報処理機能が大きく低下し、さまざまな悪影響が出てくるので注意が必要です。

また、脳疲労の状態が続くと「認知症」や「うつ病」のリスクが高まる可能性もあります。脳疲労が続くと脳の老化を早めてしまい、思考力が低下して、物忘れやうっかりミスが増えやすくなるのです。これが長期間続くと、若年性認知症やアルツハイマー病につながる可能性も否定できません。また、脳疲労の継続は自律神経を乱すので、心身の不調が起こりやすく、うつ病になる可能性もあるのです。

脳疲労で起こるデメリット

脳疲労で起こるデメリットは、病気以外にも以下のようなことが挙げられます。

● 肥満
脳疲労は、食欲を制御する神経活動にも悪影響を及ぼします。脳疲労の状態だと自身の満腹状態を正常に判断できなくなり、必要以上に食べてしまって肥満につながるリスクがあるのです。

● 睡眠の質の悪化
脳疲労によって、睡眠時間や睡眠の質が低下してしまっている人も多いです。睡眠時間および睡眠の質の低下によって、日中ずっと疲労感が続くような状態になりかねません。

● 生産性の低下
疲労感が高まると、日中の仕事や活動の生産性が低下します。脳疲労は思考力も低下させるので、脳と体の両方でパフォーマンスが低下してしまうのです。

デジタルデトックスの効果

デジタルデトックスの効果

デジタルデトックスには、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。主に以下の3点が挙げられます。

● 体の疲労の減少
スマートフォン、パソコンなどのデジタルデバイスの長時間の使用は、脳や目、肩など体のさまざまな部分に負担をかけます。デジタルデバイスの使用時間が減れば減るほど疲れが解消し、体に優しい生活を実現できるでしょう。

● 睡眠の質の向上
デジタルデトックスは、睡眠の質を良くしてくれる可能性が高いです。スマホやパソコンの画面を見ない時間が増えるほど神経が落ち着くので、快眠できる状態になりやすいと言われています。

● 新しいきっかけが生まれる
デジタルデトックスには、スポーツ・旅行・趣味・人との交流など、インターネットの世界以外でさまざまな新しい「きっかけ」をもたらしてくれる可能性が期待できます。

デジタルデトックスのやり方

デジタルデトックスのやり方

デジタルデバイスの使用の習慣化から抜け出すにあたっては、自身の意志の強さが試されます。気を抜くとすぐにスマートフォンを手にしたり、SNSに時間を費やしてしまったりするなど、脳がそれまでと同じことを要求し繰り返してしまうので、なかなかデジタル環境から抜け出せないこともあるのです。

デジタルデバイスの使用の習慣化から抜け出す方法には、さまざまなものがあります。自分で簡単に始められるデジタルデトックスのやり方についてご紹介していきましょう。

デジタルデバイスの設定を変更する

すぐにできるデジタルデトックスとしては、デジタルデバイスの設定の変更があります。具体的には以下の通りです。

● デジタルデバイスの使用時間を制限する
例えば、iPhoneのスクリーンタイムという機能を使うと、iPhone本体やSNSの使用時間を制限することができます。同じような機能を持つアプリもたくさんあるので、ぜひ試してみましょう。

● 通知機能を切る
アプリやSNSには通知機能があり、新着のアクションがあるとそれが通知されて「チェックしなきゃ」という気持ちになってしまいがちです。通知機能を切っておけば、そうした衝動から離れることができるので、効果的なデジタルデトックスができます。

● アラームを設定する
SNSやアプリの利用は「1日○回だけ」と決めて、その回数分アラームを設定しておくのもおすすめです。アラームが鳴ったときにだけチェックし、それ以外はスマートフォンに触れないようにします。

触らない時間を決める

デジタルデバイスに触らない時間をあらかじめ決めておくことも有効です。

● 利用しない時間を決める
「スマホは1日○時間だけ」「寝る前の1~2時間はスマホを使用しない」など、デジタルデバイスに触れない時間を決め、それを厳守します。デジタルデバイスを使用していない時間帯は、仕事や勉強、趣味やスポーツなど、リアルな活動に集中してみましょう。

● 利用しない場所を決める
移動中の電車・バスの中、食事中、寝室、風呂、トイレなど、デジタルデバイスを利用しない場所を決めておきます。デジタルデバイスを使用しない代わりに、本を読んだり、自然を楽しむ時間を取ったり、ストレッチなどの運動を取り入れたりして、時間と場所を有効に使ってみてください。

デジタルデトックスを成功させるコツ

デジタルデトックスを成功させるコツ

デジタルデバイスの利用が習慣化し、それに慣れてしまった脳を修正させるのはなかなか大変です。自分でスマートフォンに触れない時間や場所を決めたとしても、意志の弱さからすぐに手に取ってしまい、同じことを繰り返してしまうという人も少なくありません。

「デジタルデバイスから離れてデジタルデトックスを成功させたいけれど、意志が弱くてすぐに手にしてしまう」といった方は、以下の方法を試してみてください。

デジタルデトックス旅行

デジタルデバイスを持たずに、またはすべて家に置いて旅行してみるのもデジタルデトックスを成功させる一つの方法です。緊急用にスマートフォンを持参したいという場合でも、必要がないときはホテル・旅館に預けておく、あるいは電源は切っておくなどして、デジタルデバイスから離れた旅行を満喫してみましょう。

近年では、デジタルデトックスを目的としたツアーやキャンプも増えています。「宿泊先でスマートフォン・パソコンなどのデジタルデバイスをすべて預けること」「キャンプ中は一切使用禁止」などのルールが設けられているので、自身の意志が弱かったとしてもデジタルデバイスから離れたん時間を過ごすことができます。

デジタルデバイスが無くても楽しめることをしてみる

デジタルデバイスを使わなくても楽しめる趣味や娯楽はたくさんあります。例えば、スポーツなど体を動かすことに時間を費やすのもよいですし、映画館や美術館に出かけるのもおすすめです。

せっかくデジタルな環境から離れるのですから、その対極にある「自然」と触れ合う時間をもっと増やすのも良いでしょう。自然豊かな公園を静かに散歩し、四季を感じるだけでも、新しい気づきがあるかもしれません。ウォーキング、サイクリング、ハイキングなど、運動と合わせて自然を楽しんでみてください。

そのほか、読書をする、料理をする、カフェ巡りをする、日記や手紙を書いてみるなど、気軽に始められる楽しみはたくさんありますので、自分に合った楽しみを見つけてみてはいかがでしょうか。

まとめ

まとめ

いかがでしかた?デジタルデトックスは、体と精神の両面に良い影響をもたらすだけでなく、新しい気づきや新しい自分を発見するという意味でも非常に効果的です。「インターネットを見ることがストレスになる」「最近、頭と体が疲れやすい」と感じたら、脳疲労の蓄積が原因かもしれません。もし思い当たることがあれば、ぜひデジタルデトックスを始めてみることをおすすめします。

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